TwitchConサンディエゴで発表されたすべてをご紹介
TwitchConがサンディエゴに帰ってきました!世界中のTwitchコミュニティメンバーと一緒に、南カリフォルニアに戻ってこれたことをとても嬉しく思っています。Rivals、スポンサーからのプレゼント、交流イベント、クリエイターキャンプなど、盛りだくさんの3日間です。
/twitchや/nomnom、/TwitchRivals、/creatorcampなど、さまざまなステージで配信されるコンテンツを、ご自宅からご視聴いただけます。今週末のコンテンツのスケジュールは、こちらからご確認ください。
オープニングセレモニーの基調講演では、CEOのDan Clancyが、クリップの今後のアップデートをはじめとするTwitchの製品ロードマップ、Twitchモバイルアプリの計画、統合チャットの詳細、ペナルティ措置システムの変更について発表しました。また、今回初めて基調講演を2Kで配信しました!見逃してしまった場合は、/twitchでビデオオンデマンドをご覧ください。待ちきれない方には、こちらで見逃してしまった内容をすべてご紹介します。
モバイルアプリの継続的な進化
新規視聴者の70%以上が、最初にモバイルアプリでTwitchにアクセスしている現状を受けて、アプリを進化させ続け、今日の視聴者とストリーマーのニーズに応えることが重要です。
Twitchがストリーマーの成長を支援する上で最も重要なことのうちの一つは、新規視聴者が素早くコンテンツを見つけられるようにすることです。新しいモバイルアプリのリリース以来、ビデオの再生回数はiOSで60%以上、Androidで2倍以上増加しています。そしてフィードから獲得した3,800万の新規フォローにより、フォロー数が8%増加しています。
しかし、皆さんから寄せられたフィードバックにお応えして、Twitchはアプリの使いやすさと優れたパフォーマンスを保証するために、引き続き注力しています。また、全体的なナビゲーション体験を向上させるために、以下のような変更を行ってきました。
- フォローしているチャンネルを見つけやすくするために、スワイプでフォロー中のドロワーを開くことができるようにし、フォロー中リストに並べ替えとタイトルを追加しました。
- ピクチャー・イン・ピクチャープレイヤーを変更し、他の視聴するコンテンツを探している際に、視聴中の配信を常に優先するようにしました。
- 自動再生をオフにする機能を設定に追加しました。
さらに、10月にはフォロー中のタブに関するアップデートをいくつか予定しています。内容は以下のとおりです。
- フォローしているチャンネルのサムネイル
- フォローしているカテゴリーへの、より簡単なアクセス
- 最近視聴した配信のVODの、視聴を再開する機能
今後数か月のうちに、フィードをさらに充実させるために、特定のカテゴリーやコレクションでフィルターできるようにします。引き続き、Twitchモバイルアプリ体験のイノベーションとアップデートを行っていきます。その過程において、随時フィードバックをお待ちしています。
クリップの容易な検索とシェアを実現
素晴らしいクリップは素晴らしい瞬間に生まれます。Twitchでは、このような瞬間を、みなさんが簡単に素早く見つけてシェアできるように支援したいと考えています。今後数か月間で、それを可能にするアップデートをいくつかリリースします。
まず、クリップのカルーセルという機能を導入します。これは、直近の配信のベストクリップを強調表示し、配信の直後にデスクトップまたはモバイルで表示する機能です。これにより、すぐにベストクリップをスワイプして、ソーシャルメディアでシェアすることができます。また、検索とフィルター機能も追加されるため、タイトル、クリップ作成者、作成日から、クリップを簡単に見つけることが可能になります。
また、視聴者がモバイルでクリップを作成しやすくなるように、モバイルで縦画面クリップを作成する機能を追加するとともに、視聴者のエクスポートにおけるオプションも追加します。
最後に、Twitchではクリップが作成された際の通知方法に関して、開発を進めています。これにより、コミュニティ内外で簡単にシェアやお祝いがしやすくなります。以上の変更により、コミュニティの最高の瞬間を紹介しやすくなります。
統合チャットをStream Togetherツールキットに追加
Twitchでは、コミュニティを盛り上げることを何より重視しており、このミッションを促進させる方法として極めて有効なのは、より簡単で楽しく、充実したコラボレーションを実現することだと考えています。
コラボレーションはコミュニティをひとつにする重要な方法ですが、コミュニティが異なるチャットに参加している場合、視聴者がお互いにつながるのは簡単なことではありません。そのため、統合チャットを導入することができ、嬉しく思っています。これは、最大6人のクリエイターが一緒に配信している際にチャットを統合することができる、Stream Togetherの新機能です。
Stream Togetherでコラボレーションを開始したら、ボタン1つをクリックするのと同じぐらい簡単に、統合チャットも開始することができます。統合チャットが開始されると、コラボレーション内の各チャンネルでシェアされたメッセージが、チャットに統合されます。みなさんのコミュニティは、同時にまったく新しい交流方法を体験することになります。
Twitchの目標は、統合チャットを通じたコラボレーションをコミュニティにとって楽しく、安全なものにすることです。
- ストリーマーは、どのメッセージが自分のコミュニティから送信されたのかを一目で確認でき、チャットでのつながりを維持することができます。
- モデレーターは、チャット内のすべてのメッセージをモデレーションでき、統合チャット中に一定時間の発言禁止を適用したり、追放したりすることができます。
- コラボ中の任意のチャンネルから追放されたユーザーは、統合チャット中にメッセージを送信することができません。
- Stream Togetherセッション中のどのストリーマーも、自分のコミュニティの統合チャットをオフにすることができます。
Twitchでは、来週すべてのユーザーを対象にStream Togetherの統合チャットをリリースし、同時に開始方法やモデレーションなどの詳細もお知らせします。
今後は、統合チャットを拡張し、雑談の配信やDiscordのコラボレーションといった、その他のコラボにも利用できるようにしていく予定です。
高度な配信で品質を向上
昨年、TwitchはNVIDIAおよびOBSと提携し、高度な配信機能を追加しました。高度な配信により、クライアント側のエンコードと自動配信設定を通して、ストリーマーがビデオ品質をさらに細かく管理できるようになります。これにより、より多くの視聴者が、可能な限り最高の品質で配信を視聴できるようになります。
来年最初に利用できるようになる予定の、高度な配信の新たなメリットを2つ発表できることを嬉しく思っています。最初に、高度な配信を利用しているストリーマーの視聴者に、1440p(「2K」)の解像度の提供を開始します。まず一部の地域から提供を開始し、その後1年間かけて、利用可能な範囲を拡大することを目標にしています。
さらに来年は、ストリーマーが縦画面ビデオと横画面ビデオの両方で、同時に配信ができるようになる予定です。これにより、どのような種類のデバイスで視聴していても、視聴者は最適な視聴体験を楽しむことができます。
タップ1回でコミュニティを盛り上げることが可能に
Twitchでは、ハイプトレインやパワーアップのように、コミュニティの支援を促進するエンゲージメントと、面白い仕組みを組み合わせたさらなる機能に注力しています。笑いやハートといった感情や心情で視聴者が配信時に反応し、ワンタップで他のコミュニティメンバーを集めて楽しむことができる、新しい収益化機能を開発中です。ハイプトレインと同様で、規模に関わらず、あらゆる購入金額が勢いを持続させ、セレブレーションを大きなものにします。1回のタップでも、100個のリアクションを1度に送信しても、配信に影響を与える機会が得られ、大好きなコミュニティと共に、思い出深い瞬間を生み出すことが可能になります。
この機能は、視聴者が外出先でもストリーマーを支援しやすいように、モバイルを念頭に置いて設計されていますが、デスクトップでも利用できるようになる予定です。Twitchでは、この機能を提供できるように積極的に取り組んでおり、年内に詳細の発表ができることを楽しみにしています。
侵害とペナルティ措置に対する取り組みのアップデート
Twitchでは、順守しやすいコミュニティガイドラインの作成に努めています。みなさんには、些細なことで、無期限にアカウントが凍結される不安を感じながら過ごしてほしくはありません。そのためTwitchでは、今回いくつかのアップデートを行いました。
まず違反について、さらに明確化します。チャットに関するものからご説明します。受信したメールと異議申し立てポータルで、違反が起こったチャットの抜粋を共有します。将来的には、クリップも提供することで、ライブ配信またはVOD中に起こった違反の再確認が可能になります。Twitchは、この情報を提供することで、何をしたのか、どのポリシーに違反したのかを確認できるようにしたいと考えています。Twitchによる決定が間違っていると感じた場合には、異議を申し立てることも可能です。
侵害の警告にも新しいアプローチを採用します。現在のシステムでは、侵害の警告が永遠に続き、パートナーと非パートナーの扱いについての混乱を招いています。無期限の侵害の警告は、小さな違反で追放される場合があるため、長い間配信を行ってきたストリーマーにとっては、大きな問題となる可能性があります。これを踏まえて、来年の初めには、違反の重大性に応じて、時間が経てば侵害の警告が消滅するようになります。
これらの変更は、ペナルティ措置の明確性を向上させ、ストリーマーが重要度の低い違反で整形を失うリスクを軽減することを目的としています。誤解のないように申し上げると、Twitchは重大な違反などに対する無期限の利用停止措置を図るなど、利用停止措置の発行自体は継続して行っていきます。
ギルドプログラムのグローバル化
Twitchでは、クリエイターコミュニティに、Twitchの支援を受けて学び、共有し、一緒に成長するための安全な空間を提供するため、2023年にTwitch Unity Guildsを立ち上げました。昨年、ブラックギルド、ウィメンギルド、ヒスパニックおよびラテンギルドを立ち上げました。また、これから立ち上げるLGBTQIA+コミュニティのためのプライドギルドを発表したばかりです。最近、英国の黒人クリエイターたちをTwitchブラックギルドに追加しました。また2025年には、4つのギルドすべてにおいて、世界的にメンバーシップを拡大していく予定です。
クリエイタークラブの拡大
先月Twitchでは、DJストリーマーと雑談ストリーマーという最初の2つのクリエイタークラブを無事リリースしまし。これによって、ストリーマーコミュニティ内でのつながりが強化されます。エンゲージメントは予想を上回り、1,000名を超えるパートナーとアフィリエイトが参加し、Discordにはすでに5,500件を超える投稿が寄せられました。フィードバックは肯定的なものが圧倒的に多く、安全な空間で直接Twitchのスタッフとネットワークを作り、交流することができる空間を、クリエイターに評価して頂いています。
Twitchでは、アーティスト/メーカー、音楽、VTuber、コワーキング/コーディングという4つのクリエイタークラブを立ち上げることを、楽しみにしています。これらのコミュニティでは、共通の視聴者と強力なコラボレーションの機会を通じて、成長することができます。クラブにはこちらからお申し込み頂けます。
本日の発表について、さらに詳細な情報をお届けできることを楽しみにしています。皆さんからのご意見やフィードバックも、引き続きお待ちしています。
それではチャットでお会いしましょう!