TwitchConロッテルダムで発表されたすべてをご紹介
TwitchConヨーロッパ2024の開幕にあたり、ロッテルダムからライブでお届けします。今回再びオランダで、Twitchの素晴らしいストリーマーとグローバルなコミュニティを祝すイベントを開催することができ、とても嬉しく思っています。今日はまだ初日ですが、今週末の盛り上がる様子が容易に想像できます。実際に対面できるイベントはいつでも最高です。注目のDJからTwitch Rivals Ultimate Challengeにドラァグショーケース、Glitchシアターで行われる週末のミリオネアトリビア、アーティスト・アリーのクールなアートなど、今週末は見逃せないラインナップになっています。
今朝、Twitchの新たなプログラムや機能と今後の製品ロードマップについての詳細を発表しました。オープニングセレモニーを最初からすべて見るには、こちらからビデオオンデマンドをご覧ください。
/twitchや/nomnom、/TwitchRivals、/creatorcampなど、さまざまなステージで配信されるコンテンツをご自宅からご視聴いただけます。今週末のコンテンツのスケジュールは、こちらからご確認ください。
Twitchが特別である理由を体感できる場所は、TwitchCon以外にありません。Twitchで毎日行われている業務の指針となる、最新のミッション・ステートメントを共有するのに、今日ほど適した日はありません。ミッション・ステートメントは、Twitchの今後にも影響します。
Twitchのミッションは、ストリーマーのコミュニティの構築により帰属意識を生むという、シンプルながらも重要なものです。
Twitchの提供するサービスは、ユーザーが自分らしくいられる居場所としての、有意義なコミュニティを構築する、ということに尽きます。Twitchでは、新しい機能・プログラム・体験を継続的に開発することで、帰属意識を高め、人々が集まるためのさらに多くの方法を生み出しています。以下は、今年Twitchがミッションを遂行し、コミュニティの構築を推進するための施策の一部です。
モバイルアプリのリニューアル
2019年以来初めて、モバイルアプリのデザインを5月末にリニューアルし、一部のユーザーに先行してリリースしました。ユーザーは多くの場合、デスクトップでTwitchを視聴しています。一方で新規視聴者の70%がモバイルで視聴を開始しており、その数は増え続けています。視聴者はデスクトップで配信を視聴すると視聴時間が長くなりますが、モバイルデバイスからのほうがTwitchへのアクセスの頻度が増えます。これらのアップデートにより、新規視聴者はコンテンツを見つけやすくなります。また、既存の視聴者はお気に入りのストリーマーの最新情報のチェックや新たなストリーマーの発見が容易になります。
モバイルアプリは、見たいコンテンツに素早くアクセスできるように設計されています。アプリを開くとライブ配信中のフィードが表示されます。これで配信をプレビューし、視聴したいものを選択できます。その配信を視聴したいかどうかを決定する最適な方法は、何が行われているのかを実際にチェックすることです。ライブフィードは、視聴した配信に基づいてパーソナライズされています。気に入ったものが見つかれば、タップ一つでそのチャンネルページに移動することができます。
クリップを閲覧して最新の状況をチェックしたい場合は、左にスワイプするとクリップフィードが表示されます。新しいストーリーをチェックしたい場合は、モバイルアプリを開くとフィードの上に表示されます。画面の右上をタップして確認することもできます。
見たいものが決まっていて、単にフォローしているストリーマーの配信を見たい場合は、画面左上のハートのアイコンの所にある、フォロー中のドロワーをタップしてください。Twitchのウェブサイトと同様に、ライブ配信中のフォロー中のチャンネルの一覧が表示されます。
ストリーマーと視聴者の体験を向上させるために、コミュニティからのフィードバックに基づいてモバイルアプリをアップデートしました。テスト開始以降に、フィードの自動再生のアップデートをリリースし、モバイルアプリのパフォーマンスの問題を改善しました。現在も、直接フィードにミュート機能を追加する作業をしています。これにより、Android上のフィードでPIPを有効にし、視聴中のチャンネルを開いたまま、フォロー中のリストを表示できるようになります。これ以外にも、モバイルアプリのパフォーマンス向上に努めていきます。今後数週間のうちに、さらに詳しい情報をお知らせします。
ストーリーのビデオ利用と、デスクトップでのストーリーの表示が可能に
ストーリーはコミュニティメンバーとつながるために大いに役立つ方法です。次の配信に向けて盛り上げることも、ライブで視聴できなかった人向けにクリップをシェアすることも、配信を行わない日でもつながることができます。ストーリーでビデオの作成とアップロードが可能になります。パートナーは、既に今週からこの機能にアクセスが可能になっています。アフィリエイトは、今年の夏の終わり頃にアクセスが可能になる予定です。
さらに今後数ヶ月のうちに、Twitchのウェブサイトでもストーリーの閲覧が可能になります。これでコミュニティは、場所を問わずにみなさんの最新情報をチェックできるようになります。
おすすめに表示されるクリップの最適化
ストーリーによってTwitch上でコミュニティとつながることができますが、コミュニティを構築する上で重要なのは、Twitch外のソーシャルメディアのチャンネルで、魅力的なコンテンツをシェアすることです。
クリップのシェアを向上させるために、クリップ作成方法において、現行の横画面バージョンに加えて、縦画面バージョンの縦画面クリップ自動生成が可能になります。そしてそこから、クリップの編集やタイトル付け、保存や注目への指定をワンステップで簡単に行うことができます。クリップのダウンロードやソーシャルメディアへのエクスポートも、現在と同様に行うことができます。視聴者がコンテンツを発見する場所に合わせてクリップを自動的に最適化することで、クリップの再フォーマットにかける時間を減らし、最も得意なことに費やす時間を増やすことができます。
縦画面クリップは、新しくなったモバイルフィードのように自動的にモバイル画面に表示され、今後モバイルのチャンネルページでも表示されるようになります。デスクトップでは、引き続き横画面クリップがデフォルトになります。
さらに今年の後半には、視聴者がクリップを直接サードパーティのソーシャルメディアサイトにエクスポートして、お気に入りのストリーマーをサポートすることができるようになる予定です。これまでと同様に、配信のクリップの作成とシェアが可能なユーザーを設定できます。
ドロップインでコラボレーションが簡単に実現
Stream Togetherに様々な改善が行われて、より直感的で使いやすくなりました。数週間以内にStream Togetherに新機能が追加されて、複雑なセットアップや計画などを必要とせずに、ストリーマーがライブ配信中の別のストリーマーの配信に飛び入り参加できるようになります。
ストリーマーは左側ナビゲーションから、誰がコラボレーション可能なのかを確認できるようになります。そこから、相手がコラボ可能な状況なのかを確認して、承認されるとすぐにお互いの配信の音声接続が開始されます。OBSのシーンを変更すれば、ビデオ通話を行いながら、お互いライブ配信を行うことができます。
ストリーマーは、コラボをリクエストできるユーザーを管理する全ての権限を持ち、配信マネージャー内でお気に入りリストを簡単に設定することができます。また、ストリーマーがコラボに興味がない場合は、リクエストを一時停止させることもできます。
パワーアップのカスタマイズ
2週間前に、Twitchはビッツを使って配信上でインタラクションを行えるパワーアップをリリースし、視聴者が楽しく、新たにお気に入りの配信に参加できる方法が加わりました。パワーアップには、チャットで目立つメッセージエフェクト、場を盛り上げる全画面セレブレーション、スタンプの巨大化の3つのオプションがあります。リリース後わずか1週間にも関わらず、Twitch全体ですでに約100万ものパワーアップが表示されました。
この素晴らしいスタートダッシュに続くべく、Twitchでは今年パワーアップに継続的に投資し、パワーアップをさらにインタラクティブにし、ストリーマーとコミュニティが管理しやすくなるようにします。季節のメッセージエフェクトやテキスト読み上げ機能、音声によるアラートなどのすぐに利用可能なパワーアップのオプションや、ストリーマー向けのカスタマイズ可能なオプションなどもリリース予定です。さらにストリーマーが拡張機能を通じて既に行っている多くのことを、サードパーティデベロッパーと協力してサポートできるように検討中です。
今年の後半には、カスタマイズが利用できる見込みです。パワーアップのコミュニティはどのようなことで盛り上がりそうなのか、考え始めてください。
OBS StudioとXSplit Broadcasterで高度な配信を誰もが利用可能になります
NVIDIAとOBSの協力のもと、1月に高度な配信のベータをリリースしていましたが、OBS StudioまたはXSplit Broadcasterのまもなくリリースされるバージョンを利用することで、いよいよこの機能を全ストリーマーが利用可能になります。高度な配信によって、クライアント側のエンコードと自動設定を通して、ストリーマーがビデオ品質をさらに細かく管理できるようになります。また、高度な配信によって、縦画面ライブビデオやHEVCやAV1などの最新コーデックなど、より高度なテクノロジーを導入するための道が開かれます。
DJプログラムへの参加に関する日程
今月初旬に、史上初となるDJプログラムについて発表しました。2020年より、TwitchサービスにおけるDJの配信数は4倍以上に増加しており、何千人ものユーザーがここで音楽ファンのコミュニティを構築しています。Twitchで活動するDJや、今回の発表を受けてTwitchについて初めて知った方から、好意的なフィードバックを頂き感激しています。Twitchは、8月よりこのプログラムの参加受付を開始することをステージ上で発表しました。今夏中に「DJ」カテゴリーが利用可能になり、TwitchでDJコンテンツのプロモーションが開始されます。
クリエイタークラブ
Twitchは、クリエイタークラブというストリーマーが共通の関心を持つコミュニティを見つけるための新たなプログラムについて紹介しました。クラブはUnity Guildsと似ているものの、いくつか大きく異なる点があります。ギルドと同様に、クラブはアフィリエイトとパートナーの方が対象です。しかし、ギルドのように共通のアイデンティティを中心にして構築されるのではなく、クラブはクリエイターのコンテンツを重視しています。
メンバーは、クラブ専用のDiscordサーバーに限定アクセスが可能で、ほかのクリエイターとコミュニティ内でつながることができます。各クラブのDiscordには、リソース、クラブのメンバーやTwitchスタッフへのサポート要請ができるチャンネル、そして収益化やエンゲージメント、コンテンツ開発戦略に関するツールボックスのライブラリーが含まれます。メンバーはクラブのイベントや、Twitch主催の毎月のワークショップにも参加できます。クラブはメンバーのニーズを満たしながら進化していくため、メンバーにトピックやイベント、ワークショップに関する意見やアイデアなどの提供をお願いしていく予定です。
まず、DJと雑談の2つのグローバルなクラブからスタートします。そして年末までに、随時クラブを追加していく予定です。最初のTwitchクラブとなる2つのクラブへの応募を、7月末に開始します。
ストリーマーアチーブメントアワード
これで最後となりますが、ストリーマーアチーブメントプログラムについても発表しました。このプログラムは、Twitchでコミュニティを構築するために自身のキャリアを捧げ、多くのストリーマーが目標としている視聴者数のマイルストーンを達成したストリーマーを表彰するものです。本日よりこの特別なアチーブメントを記念して、TwitchからBleed Purpleトロフィーを贈呈します。
Bleed Purpleトロフィーには3つのティアがあり、それぞれ3つのレベルの素晴らしいアチーブメントを達成したストリーマーに贈られます。
パープル: 500万時間の視聴
マーブル: 5000万時間の視聴
クロム: 2億5000万時間の視聴
/LittleBigWhaleさんは、先ほどGlitchシアターのステージでライブ配信中にトロフィーを授与され、史上初の受賞者となりました。おめでとうございます。そして、今後受賞されるみなさんも、おめでとうございます。対象となるクリエイターの方には、今夏中にトロフィーを引き換えるためのご連絡をいたします。
今後数ヶ月の間に、本日の発表に関する詳細をお届けする予定です。楽しみにお待ちください。それまでは、引き続きUserVoiceにてフィードバックをお寄せください。
それではチャットでお会いしましょう!
Dan Clancy, Twitch CEO