コンテンツ分類ラベルのご紹介
Twitchの醍醐味は、自分の好きなことを中心としたコミュニティを作ったり、それに参加したりすることです。そのためには、十分な情報に基づいて視聴するものを選べるよう、コンテンツを分かりやすくラベル付けすることが重要になります。このプロセスがストリーマーにとても視聴者にとっても簡単になるよう、Twitchは「コンテンツ分類ラベル」を導入しました。この件は1月のコミュニティの安全対策に関する公開書簡でも触れましたが、今回は分類ラベルの機能についてさらに詳しく説明します。
ストリーマーの皆さんからは、どのような配信に成人向けラベルが必要なのか分かりにくいというご意見が寄せられていました。「コンテンツ分類ラベル」はコンテンツの内容を具体的に示すラベルで、配信中にいつでも追加や削除ができます。これまでの「成人向けコンテンツ」選択ボタンに変わり、今後は分類ラベルを使用します。次の要素が含まれる配信にはラベルを付けてください。
- 成人向け指定のゲーム
- 性的なテーマ
- 薬物・酩酊・過度の喫煙
- 暴力的で露骨な描写
- 著しい冒涜や下品な表現
- ギャンブル
誤解のないようにお伝えしますが、今回のアップデートはコミュニティガイドラインの変更ではなく、Twitchで許可されているコンテンツのうちラベル付けが必要な種類を伝えることが目的です。コンテンツの分類に関するガイドラインで、具体例や例外などを挙げて詳しく説明しています。ストリーマーが自分の配信に適切なラベルを適用していない場合、Twitchは警告メールを送信し、配信に正しいラベルを適用します。配信への分類ラベル付けが間違っていてもアカウントの利用停止にはなりませんが、正確な分類ラベルの適用はとても重要です。そのため、繰り返し警告を受けても正確なラベル付けをしない場合は、そのチャンネルに適切なラベルが強制適用され、それまでに受けた警告の数に応じて、数日間から数週間はラベルを解除できなくなります。
分類ラベルは、ストリーマーが自分のコミュニティに適した視聴者とつながるためだけでなく、未成年の視聴者や広告主を守るためにも役立てられています。コンテンツのラベル付けは、安全性を保つためや、広告主が自社広告の表示されるコンテンツをより正確にターゲティングするために、メディア業界やエンターテインメント業界で広く普及しつつある手法です。
ラベル付けの方法
コンテンツ分類ラベルは、ライブ配信を行う際に「配信マネージャー」の「配信情報の編集」で選択できます。タグと同様、コンテンツ分類ラベルも配信中のいつでも追加や削除ができ、関連する部分にのみ適用することが可能です。配信終了時に適用されているラベルは、ストリーマーが削除しない限り、次の配信に自動的に引き継がれます。また、その配信に関連するVODにも自動的に適用されます。
さらに、ストリーマーの負担を軽減するため、ESRB (Entertainment Software Rating Board) が成人向けと指定したゲームを配信する際には、「成人向け指定のゲーム」のラベルが自動的に適用されます。配信の途中で成人向けではないゲームに切り替えた場合は、ラベルが自動的に削除されます。
コンテンツ分類ラベルは本日から利用可能です。視聴者は、ラベル付けが必要と思われる配信があれば報告できます。Twitchでは、報告を受けると担当者が配信を確認し、その配信が正しくラベル付けされていないと判断した場合は、ストリーマーに警告を与え、配信に適切なラベルを適用します。ストリーマーの皆さんが分類ラベルの使用に慣れるまで十分な時間がとれるよう、2023年7月20日までは、警告対象となった場合は配信に適切なラベル付けをするに留め、実際の警告措置はとりません。2023年7月20日以降は警告が発生し、警告措置が繰り返された場合はラベルが強制適用されます。
詳しい情報
コンテンツ分類ラベルの詳細や、よくある質問への詳しい回答を、ヘルプ記事でご覧いただけます。
他の新機能やポリシーと同様に、適切な運用を行うためには皆さんのフィードバックが必要となりますので、ぜひUserVoiceでご意見やご感想をお寄せください。
よくある質問
自分のコンテンツに正しいラベルを適用しなかった場合はどうなりますか?
配信への分類ラベル付けが間違っていても、アカウントの利用停止にはなりません。配信に適切な分類ラベルを付けていない場合は、Twitchから警告メールが届きます。繰り返し警告を受けたアカウントに対しては対応措置が取られます。複数回にわたってくり返し適切なラベル付けを行わなかった場合、配信にラベルが強制適用され、それまでに受けた警告の数に応じて数日間から数週間にわたりラベルを解除できなくなります。
配信中にときどき下品な言葉を使用する場合も、「著しい冒涜や下品な表現」のラベルを適用する必要がありますか?
いいえ。このラベルは、ストリーマーが冒涜的な言葉や下品な言葉を配信中に頻繁かつ過剰に使用する場合のみ適用が必要です。たとえばゲームロビーで誰かをののしり続ける場合は分類ラベルが必要ですが、たまに汚い言葉を使う場合や、ホラーゲームで驚いて下品な言葉で叫ぶ場合などは必要ありません。ラベル付けが必要なコンテンツと不要なコンテンツに関するその他の例や詳細については、ガイドラインをご覧ください。
配信中にときどきタバコを吸ったりお酒を飲んだりする場合も、「薬物・酩酊・過度の喫煙」のラベルを適用する必要がありますか?
この場合は、その行動が長時間にわたり継続的に行われるかどうかが焦点になります。
- 飲酒に関しては、配信中に少し飲む程度であれば分類ラベルは必要ありませんが、呂律が回らないほどに酔った場合や、飲酒を配信のテーマにしている場合 (例: 飲酒ライブ配信) は、ラベル付けが必要です。
- 配信中に紙タバコや電子タバコを吸う程度であれば分類ラベルは必要ありませんが、自らの喫煙行為そのものを意図的に強調したり喫煙を推奨したりする場合はラベル付けが必要です。
- マリファナの使用は、どのような方法であってもラベル付けが必要です。
ラベル付けが必要なコンテンツと不要なコンテンツの例や詳細については、ガイドラインをご覧ください。
「性的なテーマ」とは?
性的なテーマとは、他者や物に対して長時間または繰り返しキスをする行為、教育目的ではない性的な話題や体験について詳しく語る行為、成人向けのチャットを誘発する可能性の高いコンテンツや行為などを指します。
具体的には、一般にASMRコンテンツは集中力を高めるなどマインドフルネス目的で性的意図はないとはいえ、Twitchではキスやマイクを舐める音は性的なテーマに入ると考えられます。また、一般的にホットタブ配信も、臀部や股間、胸など体のパーツへの注意を集めることを目的としているため、ラベル付けが必要です。
ラベル付けが必要なコンテンツと不要なコンテンツの例や詳細については、ガイドラインをご覧ください。
自分のチャンネルにラベルが強制適用される期間は、どこで確認できますか?
「配信マネージャー」のコンテンツ分類欄で、現在チャンネルに強制適用されているラベルにカーソルを合わせると、ツールチップが表示されて強制適用の残り時間を確認できます。
適用したコンテンツ分類ラベルを配信の途中で変更することは可能ですか?
はい。タグや配信カテゴリーと同様に、選択したコンテンツ分類ラベルもライブ配信中にいつでも変更できます。配信の途中で別のゲームをプレイし始め、そのゲームが「成人向け指定のゲーム」である場合は、それに対応するラベルが自動的に適用されます。
配信するコンテンツのタイプは広告収益に影響しますか?
配信するコンテンツのタイプが広告収益に影響を与える可能性はあります。ブランドは、自社の理念を反映するコンテンツに広告を表示したいと考えます。分類ラベルを使用すると、広告主は自社広告を掲載する配信の種類を知ることができます。そのため、Twitchでの広告掲載に対する信頼性が高まり、新たな広告主をTwitchのサービスに引きつける効果が期待されます。また、特定のコンテンツ分類ラベルが適用された配信への広告掲載を控えるブランドがある可能性もあります。
ラベルを適用することでチャンネルの見つけてもらいやすさに影響しますか?
配信に分類ラベルを適用すると、配信内のコンテンツの種類を視聴者に知らせるインタースティシャル画面が表示されます。視聴者が視聴に同意すると、その後は通常どおり視聴できるようになります。
分類ラベルを使用しても、おすすめページなどの表示には影響しません。将来的には、パーソナライズされたおすすめ機能に分類ラベルを利用する可能性があります。
エディターやモデレーターもコンテンツ分類ラベルの追加や削除ができますか?
エディターは配信のコンテンツ分類ラベルを変更できますが、モデレーターはできません。